こんにちは!リトレ宮内です。
前回は腸を整えて心理要素などから腰痛を軽減させる方法を紹介させて頂きました。
前回の内容はこちら↓
今回は運動について
「腹筋運動は腰痛を悪化させる!?」
といったテーマでお話ししたいと思います。
腹筋運動が腰痛を悪化させる??
皆さん、腰が痛いときは、どの筋肉が弱いからと思いますか?
この様な質問をすると
・腹筋が弱いから
・お腹が出てるからね
などの返答を頂くことが多いです。
確かに、腹筋が上手く機能していないと、腰痛発生の要因にはなります。
では、腹筋を鍛えるために皆さん何をしますか??
「オラーーーー!!」
こんな腹筋をしていませんか??
しかし、腰痛改善のためにする腹筋運動は、
やり方を間違えると腰痛を悪化させるリスクが高まります!
日本バスケットボール協会では腹筋禁止に??
日本バスケットボール協会では、腰痛を悪化させるとして、
上体起こしを推奨できないトレーニング方法
としております。
その理由として以下のように述べてあります。
上体起こしで脊椎が圧迫される力は、米国立労働安全衛生研究所が定めた腰痛につながる基準値と同等だとする研究結果を発表した。何度も繰り返すことで、背骨の間の椎間板を痛めるという。
~途中省略~
力がかかった状態で腰を曲げ伸ばしするとヘルニアなどの障害が起きる。できるだけ背骨を摩耗しない方法で腹筋を鍛える方が腰痛のリスクは少ない」とし、代わりに、腰は動かさずに腹筋を収縮させて胸部を曲げる「カールアップ」などを推奨している。
~朝日新聞 「腹筋運動」は腰痛の原因 バスケ協会「推奨できない」より抜粋~
この様に、腹筋運動が悪い訳ではなく、
正しくできていないと逆効果
ということです。
さらに、一般的な腹筋では腹直筋という表層の筋肉が主に鍛えられます。
体を起こしたりなど、大きく体を動かしたり、体幹全体の安定にも関与します。
しかし何より、一番は
見た目がカッコいい!!!
です。
サッカー選手のロナウドなんか男の自分が見ても惚れぼれしてしまいます(笑)
このシックスパックに割れているのが腹直筋なのです!!
….はい、話を本題に戻すと
腹直筋は
アウターマッスル
と呼ばれ、体を大きく動かすことに関与しています。
このアウターマッスルも大事になるのですが、もう1つ大事となる筋肉は、その深層にある
インナーマッスル
です。
インナーマッスルの働き
人の体幹・腰部の安定性を担うのがインナーマッスルです。
インナーマッスルは
・腹横筋
・骨盤底筋
・横隔膜
・多裂筋
などに分けることができ、体幹・関節を安定させる役割があります。
そのため
先ほどの表層の腹直筋などの
アウターマッスル
と同時に働くことがすごく大事になってくるのです!!
簡単にまとめると
アウターマッスル:大きく体を動かす、全体的に安定させる
インナーマッスル:小さく体を動かす、関節を安定させる
そのため、どちらかだけが働くという状況は好ましくありません。
アウターマッスルの腹直筋ばかりが働く
という人たちは多く、それが腰痛を引き起こす原因にもなっているのです。
そのため
アウターマッスル・インナーマッスル共にバランスよく鍛える
事が大事です。
では、実際にどの様な運動をしていくと良いのでしょうか?
それはまた次回お話しさせて頂きます。
腰痛で困ったら是非大野城市のリトレへ是非お越しください。